社会保険労務士事務所って何?
社会保険労務士事務所は国家資格者である社会保険労務士が労働、社会保険、人事労務管理の専門家として業務を
行います。
行います。
なお、社会保険労務士事務所は社会保険労務士が開業登録をして行う個人事務所と2人以上の社会保険労務士が一つの法人として業務を行う社会保険労務士法人があります。
社会保険労務士事務所は、年金相談など個人からの依頼を受けることもありますが、多くは会社と顧問契約を結んで、その会社の社員に必要な行政手続きを行い、人事労務管理の相談を受けています。
社会保険労務士事務所の業務の範囲は非常に広い事が特徴で、社員の採用から退職まで「人」に関するほとんど全ての業務に関わっていきます。
主な仕事は次の通りとなります。
1. 労働保険・社会保険の諸手続き
2. 労務相談、就業規則の作成・届出
3. 人事制度、賃金制度の構築支援
4. 給与計算
5. 教育訓練
6. 外国人、障害者、パートタイマーなどの雇用管理の相談等
7. 個別労働紛争の相談・代理(特定社会保険労務士のみ)
8. 年金相談、裁定請求の手続き
社会保険労務士事務所の主な顧客は中小企業です。創業間もない会社もあれば、長年経営してきて古い規定を見直したいという会社もありますし、労働基準監督署の是正指導を受けて相談に来る会社もあります。
法人事務所においては、上場企業や規模の大きい会社からの依頼も多くあります。
法人事務所においては、上場企業や規模の大きい会社からの依頼も多くあります。
独自に人事部を設けることができない中小企業にとって、社会保険労務士事務所は人事部の業務の一部を代行する仕事と言え、上場企業等からは自社で解決できない高度で専門的な事柄を解決する人事労務コンサルタントとしての役割や、大量の給与計算のアウトソーサーとしての役割も期待されています。